経験軽減ボランティア



 
男は、何日も干していない古い布団へ、うつ伏せに倒れた。服装は仕事に行った時のままだ。

「もう限界だ」

誰に話しかける訳でもなく、男は呟く。
都心部から離れた築数十年経つアパートのある一室。平日夜十一時に、彼は自分の部屋へ帰宅した。朝七時に出勤したにも関わらず、帰ってきたのはこんな真夜中。当然のように、明日も同じ時間にアパートを出なければならない。休日は週に一日しかなく、まだ二十代である若者は、とても厳しい環境で働いていた。

給料も少なく、ボーナスも余り出ない。そして、自分の時間を確保することも叶わない。貯金も出来ず、趣味に金を浪費する余裕が殆どない。良い女と仲を深める時間もないし、たまの休みはひたすら体を休め続け、翌日からまた働き始める。そんな虚しい毎日の繰り返し。
このままでは、いずれ潰れてしまう。
仕事を変えるべきなのか。しかし、先ずは転職先を決めなければいけない。それに、次の居場所を探す時間すらきちんと用意できないだろう。

頭の中で葛藤する男。そんな彼に、話しかけてくるポケモンがいた。

「夜遅くに失礼します。大変お困りのようですね」

外見は灰色。人間に似た大きな手、目は一つで大きな体。胸には閉じてはいるが大きな口があるポケモン、ヨノワール。噂では、その姿を人前に見せた時、あの世へ導いてくるポケモンと言われている。
窓を開けもせずに、断ることなく部屋に侵入してくる。

「勝手に、僕の部屋に入らないでくれるかな」

「失礼しました。でも、あなたの手助けができるかと」

 男は、起き上がらず頭だけを動かし、ヨノワールを睨みつける。彼には全く恐怖心がない。動くのも辛い肉体の疲労が、湧き上がる恐怖をかき消しているのだった。

「手助けねえ。もしかしてお迎えかい? 僕はもう直ぐ死ぬから、わざわざこうして来てくれたのかな?」

「まさか。あなたはまだまだ長生きしますよ。ゴーストタイプである私が保障します」

「じゃあ、手助けってどういうことだ?」

「簡単です。あなたの辛い思い出を食べてあげるのです」

男は眉を寄せる。

「よく分からないよ。君が言っているのは、ゆめくいをするということだろう? どうして辛い思い出なんかを食べようとするんだ。普通、良い思い出を欲しがるものじゃないか」

「確かに素敵な思い出は美味です。私にとっては極上のご馳走です。しかし、人間だっておいしい食べ物ばかり食べていては飽きてしまうでしょう? ポケモンだって同じなのです。美味しい物も良いのですが、たまには苦いものも口にしたいものなのですよ」

ヨノワールは、見た目よりもずっと紳士だった。

「失礼ながら、あなたの行動はここ数日の間拝見させて頂きました。日の出と共に起き、直ぐ仕事着に着替え、自転車で家を出る。自分の身を削り、何時間も休まずに働き続ける。昼食はお金がないから、おにぎりとペットボトルのお茶のみ。お昼休みはたった四十分。昼を過ぎてからも働き続け、気づけば辺りは真っ暗。同僚や上司は早々と帰宅してしまうのに、あなたは仕事を残してはいけないとサービス残業。そして一般的な社会人が家に帰り、就寝する準備を終えた頃に帰宅。まるで機械のような生活を強いられている。あなたの上司は責任感がない方です。部下は定時に帰らすのが普通でしょう。それなのに、仕事を上手く割り振らず、命令や指示が間違っていることにも気付かない、自分は有能だと信じて疑わない無能です。潜在能力で言えば、あなたの方がよっぽど努力家で人の上に立てる人間の筈――いや、今は関係ない話ですね」

こほん と間をあけて

「ともかく、あなたはもう少し救われるべきです。ポケモンという立場でありながら、私はあなたに同情してしまいました。最近は裕福な夢ばかりを味わっているので、たまには―――と思っていたのです。是非、あなたの今までの辛い夢を、食べさせてくれませんか?」

男は考える。人というものは、楽しいことはあっさり忘れてしまうというのに、辛いことは時々脳裏に浮かんでくる生き物だ。幼い頃に、つい出来心でしてしまった悪さ、思い出すのも恥ずかしい黒歴史、そして現在のような苦痛。それらを忘れることができるとしたら、どんなに素敵なことだろうか。

体の疲れは寝れば取れる。しかし、心の疲れは簡単に洗い流せない。
けれど、見返りなしということはないだろう。

「悪くない話だね。でも、僕は君に何をあげればいいのかな。当然、タダでできるなんて甘いことはないだろう」

ヨノワールは心配なく、と呟く。

「いいえ、私はあなたを気に入ったのです。本来ならあなたの寿命よりも早めに霊界へ――と言いたいところですが、今回は何も求めることは致しません。あなたの記憶に焼きつく辛い記憶、今まで蓄積した苦い思い出を、私が綺麗さっぱり食べてあげましょう」

「本当に? 僕を騙そうとしていないよな?」

もし事実なら、魅力的な話だと男は思った。嫌なことを忘れることが出来る。どんなに楽しいことがあってもふと頭に浮かんでくる苦い記憶。それらを、綺麗さっぱりと消してくれるというのだから、こんなに美味しい話はない。

「ポケモンは、人間よりずっと正直者ですよ。あなたの辛い思い出を私が食す。あなたは忘れたい思い出を忘れ、私は満足する。それで対等です。後日何か求めることはありません。あなたも私も得をする、良い取引だと思うのですが」

「いや、僕としては是非お願いしたい話だ。直ぐにやろう」

「ありがとうございます。こうして了承を得てからゆめくいをするのは気分が良いものです。無理に食事をしても後味が悪いですからね」

ヨノワールはそう言うと、手を使わずに寝そべっている男を起こす。サイコキネシスで浮かされ最初は慌てたものの、大丈夫ですと、ヨノワールに宥められて大人しくなる。声からしてヨノワールは雄だったが、体を弄られるのは悪くない気がした。彼は、つい先程まで全く他人だったポケモンに親切にされ、自分の祖父を思い出した。両親言いつけを破り、家から追い出された時、誕生日に欲しいゲームソフトを買ってくれた時、男はいつも、家の近くに住んでいた祖父に甘えていた。自分の親よりも、祖父との思い出の方が濃いかもしれない。あれは間違いなく良い思い出だ。ここ最近、他人からの愛情を受けていなかった男は、ヨノワールの些細な一言で歓喜余ってしまう程に疲れ果てていたのだった。

祖父との思い出のような、美しい思い出だけが心に残ったなら、どんなに幸せだろう。寧ろ、そうして悪いことがあるだろうか。

ヨノワールの腹にある大きな口が開かれる。桃色の舌が男に少しずつ近づいていく。

「では、あなたの苦痛な記憶、思い出を頂きます。ゆっくり目を閉じてください」

もはや男に抵抗する気はない。彼は、言われたままに目を閉じる。桃色の舌が男の頬に触れ一瞬寒気が走ったが、直ぐに気にならなくなる。段々と、意識が遠退いていく。

「いつかまた会いましょう」

それが、ヨノワールが言い放った最後の言葉だった。

 


翌朝、日が昇る前に男は目を覚ました。

服装はそのままだが、きちんと布団に入っていた。気を失った後、ヨノワールがベッドまで運んでくれたらしい。時刻を確認してみるとまだ五時半。しかし、やけに目覚めがいい。

昨日は、まるで夢を見ていたみたいだった。
本当に辛いことをさっぱり忘れてしまったのだろうか。

あまり実感が湧かない男だったが、直ぐに自分の変化に気がついた。

体が軽い他に、心境が変化している。胸の中に詰まっていたものが綺麗さっぱりと消えてしまったようだ。昨日だって、些細な失敗の責任者としてたっぷり上司に叱られた。その事実は覚えている。しかし、あの瞬間に感じた苦痛というものがまるでない。そもそも、自分は何故怒られたのか、まるで覚えていない。

昔のことを思い出してみる。小さな頃は外でも家でも沢山遊んだものだ。家の隣に住んでいた同い年の可愛い女の子。道ばたで怪我をしたときに自宅までおんぶをしてくれた近所のお兄さん。どれも大切な思い出だ。じっくり記憶を辿ってみる。すると、ところどころにぽっかりと穴が開いている気がする。まるで意図的に、その部分だけごっそりと抜き取ったような、そんな感じ。

間違いない。昨夜ここには、間違いなくあのヨノワールがいたのだ。そして、本当に自分の辛い思い出や記憶を食べてくれた。

辛い記憶が胸に詰まっていないことがどんなに楽か、男は身を持って知ることができた。山登りをしている時、背負っていた重たい荷物をその場で捨ててしまったみたいに、気持ちが身軽になっている。辛いこと忘れてしまうということは、とても気分が良いことを知ることができた。
男は、晴れやかな気持ちで着替え始める。こんなに素晴らしい朝は久しぶりだ。たまには喫茶店へ行き、熱い珈琲(コーヒー)とサンドイッチでも頼もう。そう思いながら身支度を済ませていった。






 

「おはようございます」

「おはようございます、男さん」

男は、近所の喫茶店でモーニングを済ませ、少し早めに会社に出勤した。同僚に挨拶をしながら自分の席へと座る。すると、同じ歳の女性社員に話しかけられた。

「昨日は大丈夫でしたか? 男さん、随分落ち込んでいましたけど」

「昨日?」

男は首を傾げる。

「そうですよ。昨日は凄く課長に怒られていたじゃないですか。しかも理不尽に。私達も悪いのに、狙ったように男さんだけを叱るなんて。男さん半泣きのまま帰ってしまうので、皆で心配していたんですよ」

ああ、と生返事を返す。その記憶は、つい先日抜かれてしまったので何も覚えていない。だから気を遣われても逆に困ってしまうのだ。同僚の女性社員は、平然としている彼を本気で気遣っているようだった。
男は言う。

「あのことはもう良いんです。いつまでも、くじけていてはいけませんからね」

「強いですね。でも良かった、あんなの気にすることはありませんよ。課長だって悪いですから。それと、今日は食事に行きませんか? 奢りますよ」

女性社員は、声を小さくして男の耳元で呟く。

「それは、二人きりで?」

「ええ」

冷静に対応するつもりだったが、思わず笑みがこぼれてしまう。普段からこの女性社員とは仲良くしているが、こんなことは初めてだった。久々に良いことが男に訪れる。彼の中には苦い思い出がない分、嬉しさが直に心へ伝わっていく。

「じゃあ、仕事が終わったら駅で飲みましょうか」

「そうしましょう」

さり気なく約束を交わした二人は、それぞれの持ち場で仕事を始める。今日すべきことを早めに終わらせて、時間通りに帰るためだ。

黙々とやるべきことを終わらせていく。男の効率はとても良くなっていた。心に引っかかることが何もないからだ。確かに仕事は楽ではないが、やり慣れた内容なので問題なくこなすことが出来る。

気分は爽やかだった。彼は改めてヨノワールに感謝した。昼前に、彼はある中年の男に話しかけられる。

「男君。ちょっと今外せるかな」

それは、昨日男を叱った上司の課長だった。

「はい。問題ありませんが」

男は座ったまま課長の方へ振り向いた。彼は少し苦い顔をしている。着いてきてくれと言い残し、課長はオフィスの奥へ歩いていく。男は急いで立ち上がり、後を追いかけていく。男の上司が入った部屋は、使用していない会議室だった。課長は男に空いている椅子へ座るように促し、大人しく従う。

「昨日はすまなかったね。私もつい大人気なく怒鳴りすぎてしまった。ここのところ寝不足が続いていて、つい言い過ぎてしまったよ」

課長は申し訳なさそうに軽く頭を下げた。もちろん男は、そのことは記憶にない。

「大丈夫です。もう気にしていませんから、どうか頭を上げて下さい」

彼は驚いた。男は、本心で言っていることが分かったからだ。

「そうか。許してくれて良かった。しかし、今日はやけに明るいな」

「ええ、元気を出して仕事をしないと楽しくありませんから」

課長は明らかに戸惑っていた。いつもはあんなに消極的な部下が、まるで皆の手本のようにハツラツとした様子だったからだ。まるで昨日とは別人、中身が入れ替わってしまったのではないか。彼が、本気でそう考えてしまう程に元気が良い。

彼は戸惑いながらも、男に何かを言い出そうとしていた。そんな様子を見た男も、自分の上司の異変に気づく。

「どうかしましたか?」

男の返事に、課長は更にうろたえる。言うことがあるならどうぞ遠慮しないでくださいと、男は笑顔で返す。ますます課長は踏ん切りがつかなくなる。数分の間ためらった後、男の上司ははっきりとこう述べた。

「男君、冷静に聞いてくれ」

課長は辛そうに言う。

「君は、今月でクビだそうだ」

男は言葉を失った。

「君はあのプロジェクトの責任者だっただろう。小さな失敗だったが、あれをきっかけに契約が白紙になり、多額の損失が出てしまった。その件のせいで、ついに社長が怒ってね。私は今朝きちんと反対した。責任は男だけじゃない、皆にあると反論した。だが、なんとしても君を解雇すると言って聞かなかった」

課長の言葉は耳に入らない。

「君からきちんと辞めると言ってくれれば、退職金等はちゃんと出すということだ。私にはどうすることもできなかった。すまない」

今度は更に深く頭を下げるが、男は何も見てもいなかった。それよりも、またもや自分の体の異変に気が付いた。

辛い。会社から去れと言われて辛くない訳がない。しかし、心に残る傷の深さが尋常ではないことに、男は気が付いた。彼から辛い記憶は確かに消えた。しかしそれは、未経験になるのと変わらない。誰でも初めての経験は、良い事でも悪い事でも、本人にとって未知の刺激。つまり心構えができないのだ。男は、実は一度解雇された経験があった。しかしその体験も、ヨノワールによってなかったことにされている。

今の男は、負の経験に対しては、一度も叱られたことがない子どもと変わりない。クビにされるというとても辛い出来事は、直接彼の心に突き刺さった。鋭い言葉の刃物は、何も耐性がない男にとって計り知れない激痛だった。精神的な痛みは、とうとう体にまで異変を起こす。頭痛、吐き気、めまい、そして動悸が激しくなる。彼は胸を押さえて椅子から落ちた。側にいた課長が駆け寄り、大丈夫かと呼びかけるが返事を返すことができない。慌てた課長は、直ぐに会議室から飛び出して助けを求めた。

朦朧とする意識の中で、男は初めてヨノワールにして貰ったことを後悔した。

 




同時刻、別の場所にヨノワールはいた。

大理石の床に磨かれた壁、天井からはシャンデリアが釣られている豪勢な部屋。部屋を彩るカーテン、椅子、机、その他全ての物は一級品。大きな窓の側には、柔らかくて立派な椅子に座る中年の男性。歳は四十を過ぎているにも関わらず体は引き締まっていて、腹に多少脂肪があるが全身に無駄なく筋肉がついている。髪はワックスで整えられており髭も剃られている。歳相応の、格好良い中年の男性だった。
彼の直ぐ側に、あのヨノワールはいた。

「どうだ。あれは持ってきたか?」

「はい。今回は、とても極上の夢を持って参りました」

「では早速夢を頂こうかな。金は、そこの机に置いてある分で足りる筈だ」

「いつもありがとうございます」

ヨノワールは金が積まれた机に向かい、時間をかけてじっくりと札束を数え始めた。そして確認を終えると、ヨノワールは頷く。

「確かに、指定した金額が置いてあります」

「なら良いだろう。今日はどんな夢だね」

「環境が悪い企業で、働き疲れ果てた青年の記憶です。これは、私が口にした夢の中ではかなりきついものだと思います」

「それは楽しみだ。さあ早くその夢をくれ」

急かす男性に従って、ヨノワールはかしこまりましたと返事を返して行動を起こす。腹の口を開け自分の手を口に入れると、何かを取り出した。それは、不可思議な物体だった。手でつかめる程の球体で色は紫色、ヨノワールの手の中にあるその瞬間も、球体の中心ではドロドロと渦を巻いている。謎の球体は、音も出さずに存在感を醸し出していた。

「数十年分の、辛い思い出です」

男性は身動きせずじっと座っている。ヨノワールは男性に近づき、球体の一部を米粒程の大きさに引きちぎる。それを慎重に、男性の口の中へ入れた。

暫くの沈黙、すると男性が痙攣を始める。目を見開き、口を大きく開けて全身を震わせる。喉からは嗚咽が漏れ、空中に手を差し出し何かを掴む動作をした後、直ぐに頭を抱えて悶えだす。数十秒その症状は続き、やがて男性は正常な状態に戻る。

肩で息をして激しい運動をしたように呼吸が荒いが、その表情には至福の感情が入り混じっていた。

「素晴らしい」

男性は、それだけ呟くと水を口に含んだ。そしてもう一度だとヨノワールに促す。ヨノワールは先程と同じ量をまた男性の口に含ませる。そして彼は悶える。ひたすらその繰り返し。 奇妙な行為は、球体が三分の一に減るまで続けられた。もう今日は止めましょうというヨノワールの制止に、男性は素直に従う。全身汗だらけで、ヨノワールに差し出されたおしぼりで顔を拭った。

「最高の時間だったよ。お前は良い仕事をする」

「ありがとうございます」

ヨノワールは、深くお辞儀をした。

「これでまた新たな記憶が入っていくのか。少しずつしか入れることができないのが残念だな」

「仕方ありません。これには何年分もの辛い思い出が詰まっています。一瞬でそれ程の負を取り込んだら、あなたはショック死してしまいますよ」

「分かっている。しかし人間というのは不便なものだな」

男性は、葉巻をふかす。


「私は産まれながらにして金はあった。将来は約束されていたし、同じ地位の友人も裕福でない友人もいる。しかし、辛い目に遭って来たことはなかった。高度な勉強も嫌いではなかったし、親戚と立場争いをしている訳でもない。友人にも恋人にも恵まれていたし、両親もまだ元気だ。幸せばかり味わってきてしまったのだ。だから、辛い経験を少しでもしておかなければならない。世界有数企業の社長を任されたのだから、もっと失敗や苦悩を学んでおきたいんだ」

「分かっております。だからこそ私の主人は、こうして私に苦い思い出を集めさせているのです。普段我々は、幸せな夢を売るのが商売です。しかしあなたは特別なお客様ですから、こうして少々危険なことをしているのですよ」

「分かっている。もう私も歳だし、忙しくて自分の時間があまりないからな。座ったままさま様な体験ができるなら、この程度の出費は痛くない。寧ろ安いくらいだ」

「この続きは、明日の同じ時刻で宜しいでしょうか?」

「ああ、そうしよう。今日はご苦労様、いつも済まないね」

「いえ、これが私の仕事ですから」

 
そう言い残すと、ヨノワールはケースに入れられた札束を持ち、いつも通りに姿を消した。


2012年 12月31日 コミックマーケット83にて発行 「経験軽減ボランティア」より

illustration:万夜


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